仕事がない

音大は就職のために進学するところじゃなかった

音大に進学する人は就職なんて考えていない。音楽という芸術を極めたい、一生を捧げたいという情熱だけで音大進学を選んでいます。 それか、良家の子女があくまでも教養の範囲で音楽をたしなむ。 親も将来就職しなくてもいいと考えているような裕福な家庭で、働かないと食べていくのに困るような一般家庭ではないのです。 もともと資産家でお金が余っているような富裕層。一生遊んで暮らしていける人たちの世界です。 ですから、音大には就職課がないところも多く、ごく一部のプロ演奏家以外は授業料をムダにするだけでした。

私立音大の就職支援が充実してきた

音大生は子供の頃から努力を続け忍耐力もある。そのような性質を評価する企業も増えてきました。 また文部科学省がすすめるキャリア教育の実践もあり、私立音大では就職支援のためのカリキュラムが充実してきました。 若者をフリーター・ニートにさせないために国も動いているのです。 音大を卒業しても仕事がなくてフリーターになるだけの学生が多かったのですが、大学が就職を支援するようになってきました。

音大で取得できる資格も増えてきた

音大で取得できる資格といえば、音楽の中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状が一般的です。国家資格ですし取っておいて損はないだろうと取得を目指す学生が多いです。 しかし、演奏家を目標としている場合は時間的に余裕がないのも事実。また教員採用試験の倍率が高く、実際に教員として働けるのはごこ僅かです。 学芸員、社会教育主事補といった資格も人気があります。小さい子供が好きなら幼稚園教諭免許状がおすすめです。 音楽療法士という資格もありますが、就職先は限られています。小学校教諭二種免許状は音大によって取得できないところもあります。 一般企業へ就職するために秘書技能検定を取得できるところもあります。

音大の学費はものすごく高いのに将来の仕事は不安定

教育費を出す保護者にしてみれば音大受験の段階で月に何十万円もかかり、音大の学費に2000万円~3000万円かかり、さらに生活費、コンクールの参加費、楽器の購入や楽器のメンテナンス 費用とお金を湯水のように使ってしまったと恐ろしくなるくらいです。女性だったらコンサートのドレス代もかかります。また、一般に音大に行く人はもともとお金持ちですから 友人としてお付き合いするのにもそれなりのお金が必要になってくるのです。一般庶民が無理して進学してもその生活レベルの違いを見せ付けられて打ちひしがれることでしょう。 楽譜代や専門書も高いものです。それだけお金をかけたのに将来回収できないことの方が圧倒的に多いのです。投資としては絶対割に合わないもの。 そうはいっても子供の夢をお金がないからといって諦めさせるのもかわいそう。親として不甲斐ないものです。

プロの音楽家

音大に進学するからにはプロの演奏家を目指す。それが王道です。卒業したらオーケストラ団員になる、ソリストとして活躍するといった夢をもっていることでしょう。 オーケストラに入団するのは一般的な就職とはイメージが違うかもしれませんが、音大卒業後の就職先として最も人気があります。NHK交響楽団、○○フィルハーモニー管弦楽団、 ○○交響楽団、自衛隊、警察、消防といった演奏団体の一員となるのです。年収は300万円から1000万円以上まで。演奏活動だけで安定した収入がある職業です。 ただ、定期的に募集があるわけではなく、欠員を補充する程度です。自分が専攻する楽器の空きがあるとも限りません。 バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの応募ですと数十倍の応募がありますし、芸大卒・桐朋卒が圧倒的に強いです。 オーボエやファゴットはもともと1名しかいない団体もありますし、トロンボーンも激戦です。サックスはほとんどありません。自分達でアンサンブルチームを作るのも人気です。

音楽の先生

プロの演奏家になるのは無理だから音楽の先生になろうと思っても、こちらも競争が激しい世界です。中学・高校よりは小学校教諭の方が採用はされやすいのですが 音大で取得できる免許はほとんど中学・高校の教員免許です。高校の音楽は、臨時採用の場合も多く収入面で不安定かもしれません。 むしろ幼稚園教諭の方が就職には有利です。特に資格がなくても自宅でレッスンをすることはできます。収入は生徒の数次第ですから、音楽の技術はもちろん営業もできないといけません。 音楽教室に就職して講師として働くこともできますが、給料が安く、独立して生活していくのは厳しいようです。 最初から音楽の先生を目指すのでしたら国公立大学の教育学部音楽科へ進学する方が経済的にもおすすめです。また、一般企業へ就職する場合も音大より教育学部の方が有利になります。

大学院進学や留学しても仕事がない

大学院に進学したり留学する資金があるくらいもともと裕福な家庭であれば、就職する必要がないということです。 お嬢さん大学と言われるような音大でしたら将来は専業主婦になるか自宅でレッスンをするくらいで十分です。

音楽関連の企業

楽器店・楽器メーカー・コンサート関連・出版社・結婚式場・ホテル・音楽ホールからの求人が比較的多いです。ヤマハやカワイの音楽講師もあります。 正社員としての採用は少なく、アルバイトと派遣で何とか食いつなぐといった極貧生活もあります。 音楽関連の企業といっても仕事としては営業や事務で音楽の仕事とはいえないかもしれません。

一般企業

音大生が銀行や保険会社へ就職することが多くなってきましたが、強力なコネが必要だったりします。 一般的には「音大を出たのに何で?」と面接で冷たくあしらわれたものです。商社への就職も人気があります。 ただ、少子化が進み、音大も定員割れするようなところが出てきて、就職斡旋に力を入れるところも増えてきました。 容姿や語学に自信があれば一般企業でも就職しやすくなってきています。 小売業、IT関連企業や旅行業界への就職も増えています。
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